ヒゲ脱毛を調べ始めた人が、ここで立ち止まります。
医療レーザーの機種は増え、組み合わせや改良が進みました。一見すると選択肢が増えて良さそうですが、実際には「何を基準に選べばいいか分からない」人が増えています。
私はこれまで、ジェントルマックス系・メディオスター・ソプラノ系など、複数の医療レーザーでヒゲ脱毛を受けてきました。その中で、痛みの感じ方・効き方・向いているヒゲのタイプが、機械ごとに本当に違うことを実感しています。**
この記事では、数あるヒゲ脱毛の最新機種の中から、自分に合う・合わないを判断できる基準を身につけることができます。合わない機械を選んで通い直す、乗り換えるといったムダも減らせます。
結論として、ヒゲ脱毛に最強の最新機種はありません。ただし、濃くて根深いヒゲをしっかり減らしたい人には、ジェントルマックスプロ/プロプラスが第一候補になります。
最新の医療レーザーは「痛み・精度・時間」が進化している

医療レーザーの最新機種では、
など進化しています。
医療レーザー脱毛には主に3種類あります。
- アレキサンドライトレーザ ほほやフェイスラインの表面に近いヒゲ(皮膚のすぐ下)に効きやすい
- ダイオードレーザそこそこ深いヒゲに効きやすい
- ヤグレーザー鼻下やあごの根深い青ヒゲ(皮膚のかなり奥)に効きやすい
それぞれに特徴があり、どれが良いではなくて、向き不向きがあります。
どれが良いの?と考えたくなりますが、どれが良いかは毛量や毛質等の個人差で変わってきます。
例えば、ゲームで炎に弱い敵には炎属性の剣氷に弱い敵には氷の魔法空を飛ぶ敵には弓矢を使うように倒す敵によって、得意な武器が違うみたいなイメージです。
最新機種はこの3つのものを組み合わせたり、2つを組み合わせたり、冷却機能が強化されていたり、更にはAIを活用したものもあります。基本的には3種類をもとに進化したりしている改良版です。先程の敵を倒す武器を組み合わせたり、武器がレベルアップしているイメージです。これによって、痛みやトラブルのリスクの軽減や、精度、効率が上がっています。
例えば、ジェントルマックスプロ / ジェントルマックスプロプラスアレキサンドライトレーザーの波長とヤグレーザーの波長が搭載されている機械です。基本的にはひげ脱毛を考えるなら第1選択肢です。
このシリーズは DCD(動的冷却装置) を搭載。簡単に言うと、レーザーを当てる直前に、冷たいガスをパッと吹き付けます。それにより、表面の痛み感覚を麻痺させつつ、照射します。以前からDCDの技術は使われてきましたが最新機種では、この冷却制御がより細かく調整できるようになっています。
私もジェントルマックスプロプラスを使用したことがありますが、最初はパチっと当たった間隔で、これなら大丈夫そうかな?と思いましたが、回数を次々に打っていくので、痛みが若干ましていきました。それでも私の場合は耐えられると思える痛さでした。
脱毛の効果は機械の性能で8、9割は決まります。
もちろん、照射する人の技術も関係しますが、土台として大きいのは機械です。なので機械選びはすごく大事です。じゃあ最新機種の方が良い!最新機種にしないとと思うかも知れませんが、アレキ、ダイオード、ヤグレーザーでも駄目というのわけではないです。
基本的には最新機種は3種類をもとにしていますから、基本の3種類で80点は取れています。
最新機種というのは、効果がすごく上がっているイメージよりも、施術の痛み軽減や施術スピード等による効率の面が優れています。効果の“量”より、続けやすさと安心感が大きく変わります。**
注意したいのは最新機種だからといって、絶対に痛くない、すぐに脱毛できるというわけではありません。
最新機種は本当に痛くない?

最新機種は痛みが“軽く感じやすい設計”が増えています。なので基本的には従来の機種よりも痛みが抑えられていることが多いです。ただし、「最新機種は痛くない」というわけではありません。
最新機種でも、痛みの感想は人によって大きく違います。SNSを見ると、こんな声をよく見かけます。
真逆の意見が並ぶと、不安になりますよね。でも、これは矛盾ではありません。
脱毛の痛みが人によって違う理由は、主に2つあります。
- ヒゲの条件が違う
- 神経の敏感さが違う
からです。
ヒゲ脱毛の痛みは、毛が焼けて痛いわけでも、皮ふが直接ダメージを受けているわけでもありません。
レーザーで毛の黒い部分が一気に熱くなり、その熱に皮ふの中の「痛みセンサー(神経)」が反応する瞬間の痛みです。
ヒゲは人によって、太さ・深さ・密度が違います。そのため、同じ脱毛でも必要な出力(パワー)は変わります。
例えば、同じ火力でも、肉の大きさや厚さが違えば、火の通り方や強さが変わりますよね。分厚い肉ほど、しっかり火を入れる必要があります。
ヒゲも同じで、太くて深いほど、多くの熱が入りやすく、痛みを感じやすくなります。
さらに、人によって神経の敏感さも違います。だから、同じパワーでも、痛みの感じ方はそろいません。だからこそ、SNSは参考程度でOKです。最新機種でも痛みゼロは期待しないで下さい。
例えば、最新機種の例としてメディオスター NeXT PRO / メディオスターモノリスこの機械はダイオードレーザー波長を使用しています。メディオスターシリーズは、蓄熱式(SHR)と熱破壊式(HR)の両方に対応した医療レーザーです。照射方法を使い分けることができます。
蓄熱式というのは1回で強く熱を当てるのではなく、弱い出力を何度も当ててじんわり熱を入れる方式です。これにより、痛みを軽減できます。熱破壊式は強いレーザーを 一発ずつドン と当てるイメージです。基本的にはひげは濃く熱破壊式が進められています。じゃあ使い分けられる意味がないじゃん、結局痛くなるじゃんと思うかも知れませんが、
例えば、あごが濃いけど、フェイスラインはすごく濃いわけではないときにはあごには熱破壊式をフェイスラインは蓄熱式を採用する可能性があります。ゲームでボスにも、雑魚敵にも最大火力の技を使う必要ありませんよね。最大火力の技を使い続けるよりも、敵のHPにあった攻撃をするほうが効率的です。そんな感じで柔軟に使い分けれるイメージです。
私はひげ脱毛の後半で減って来たときにメディオスター NeXT PROを使用したことがあります。蓄熱式の痛みについては、最初はチクチクとした痛みを感じました。これは、痛みは軽減されているかも?と感じましたが、蓄熱式でも何度も照射していくので、最終的には痛みは増えていく感覚でした。ただし、熱破壊式に比べると痛みは明らかに軽減されてると感じました。
痛みについては何度も言うように、個人差があります。
このブログ含めて、SNSや広告の意見だけで、痛くないということはないです。ソプラノチタニウムこの機種は弱めのレーザーを何度も動かしながら、じわじわ当てる
先程のメディオスターでも紹介した蓄熱式の考え方で設計されています。冷却しながら弱い熱を重ねることで、痛みを感じにくくする設計になっています。こちらは3種類の
- アレキサンドライト(浅い毛向き)
- ダイオード(中くらい)
- ヤグ(深い毛向き)
波長を使っています。勘違いしないでほしいのが、
3つを切り替えて打つのではなく、3つを重ねて使い、同時に使っています。こちらは武器を使い分けるというよりかは3つの武器を合わせて、生成したイメージです。3つの効果的なレーザーを組み合わせて、さまざまな深さにアプローチしています。毛は個人差によって、太さや深さ等が違うので、3つの波長を全部使って満遍なく、アタックしています。敵の強さ(毛の深さ)がわからないから、3種類の武器(レーザー)を使っていけば、効率的に減らせるというイメージです。これを1台でできるのが魅力です。
私は使用したことがありますが、こんだけ痛みが軽減されている設計ですが、普通にあごは痛かったです。もちろん痛みの軽減はされているという実感はありますよ?というよりかは痛くないのを想像していくと、普通に痛いです。もちろん痛くなかった人がいることも事実です。
・最新機種は痛みが軽減されている設計がされている。・ただし、「最新機種は痛くない」というわけではありません。・SNSの意見は参考程度
痛みは毛質や毛量等の要因により、個人差の部分が大きくあります。私は最新機種も受けましたが、どれも痛みはないということはなかったです。
ヒゲに強いのはどの最新機種?

基本的には、今だと、ジェントルマックスプロ/ジェントルマックスプロプラス
がまずは第1選択肢になります。
ただし、“最強の1台”を決めるのは難しいです。
SNSや広告で見る「この最新機種が最強!」「痛くない!」こうした言葉は、条件が良かった人の体験が目立ちやすいだけ、という面もあります。
SNSは「うまくいった例」が集まりやすい場所なので、
同じ条件で比べることができません。個人差の影響が大きいからです。大きく分けると、差が出る理由は主に3つあります。
1つ目は、ヒゲそのものの違いです。太さ、深さ、密度は、人それぞれ違います。2つ目は、体質の違いです。肌色や、痛みの感じ方にも個人差があります。3つ目は、クリニック側の条件です。出力の強さ、当て方でも結果は変わります。
例えば、ダイエットでも、一番良い方法は何ですか?
と言われても、男性なのか女性なのかでも変わるし、
筋肉の量や年齢、食事内容、等さまざまな内容でも変わります。なので、どの機械が良いのかは、簡単に決められません。
SNSやwebサイトでここのクリニックに行けば効くよという言葉を信じてしまうと思いますが、実際はわからないです。私もSNSにつられて、失敗しました。とはいえ、本当にその人にとっては成功していることはあると思いますので、参考にする程度で大丈夫です。と聞くと、じゃあ結局どの機械が良いかは通うまでわからないの?不安になりますよね。でも安心してほしいのは、医療レーザーを選んだ時点で、大きな失敗はしにくいことです。
アレキ、ダイオード、ヤグの王道の医療レーザーを選べていれば、
80点は取れていると考えて大丈夫です。(ゼロからやり直しになる心配は、ほぼありません)
最新機種のタイプ別一覧

ここからは最新機種について、見ていきましょう。
機械について、少し理解しているだけでも、ひげ脱毛をするに当たって、他の人よりも一歩でも前に進めていると思います。何も知らずに進められた機械で脱毛するよりも、機械の特徴を知ってやっていくほうが、ひげ脱毛を「続ける、乗り換える」判断がしやすくなります。
例えば、筋トレでも、ざっくり、お腹の筋肉に効いているのを分かって、腹筋をすると思います。それなのに腕の筋肉がつかないと悩んでもよくわからないですよね?イメージだけでも良いので、持っておいて欲しいです。
最新機種の名前はたくさんあります。
ここでは、最新機種を3つに分けて整理します。
濃くて根深いヒゲをしっかり減らしたい人向け
ジェントルマックスプロ/ジェントルマックスプロプラス
ジェントルマックスプロ(プラスは進化版)が「濃い青ヒゲ向き」と言われやすいのは、理由があります。レーザーが2種類入っていて、ヒゲの「浅い〜深い」を狙い分けやすいジェントルマックスプロは、ざっくり言うと2種類のレーザー(755nm=アレキ、1064nm=YAG)を使える機械です。
- アレキ(755nm):表面に近い毛に反応しやすい
- YAG(1064nm):皮ふの奥まで届きやすく、根深い毛にも届きやすい
ヒゲって、ほほは浅めでも、鼻下・あごは根深いことが多いです。この機械は、ざっくり言うと2種類のレーザーを使い分けられるのが強みです。
浅いヒゲに当てやすいタイプと、奥まで届きやすいタイプを切り替えられます。
イメージは、敵によって武器を持ち替える感じです。近い敵には剣、遠い敵には弓、みたいな。ヒゲの“浅い・深い”に合わせて攻め方を変えやすいです。
濃いヒゲは、毛が太くて硬いので、弱い刺激だと負けにくいです。ただし、勘違いしてほしくないのは、これなら絶対に終わるとも言い切れません。出力の設定や当て方、毛質の相性で変わるからです。
それでも「濃い青ヒゲをしっかり減らしたい」候補としてよく名前が挙がります。
補足しておきたいのはジェントルマックスプロプラス(ジェントルマックスプロの進化版みたいなイメージ)を知ると、「じゃあジェントルマックスプロじゃダメなの?」と思ってしまいますよね。
結論から言うと、そんなことはありません。ジェントルマックスプロとプロプラスは、レーザーの種類や基本構造は同じです。どちらも、濃くて根深いヒゲに使われる代表的な医療レーザーです。
ジェントルマックスプロプラスは、より大きな範囲を安定して当てやすくなった改良版、という位置づけです。「プロは劣っているからダメ」という話ではありません。
よく切れる包丁と、よく切れて扱いやすくなった包丁の違いのイメージです。
切れ味の方向性は同じです。
なので、ジェントルマックスプロのクリニックだから乗り換えたほうが良いかな?という心配はしなくて大丈夫です。
私はジェントルマックスプロを使用しましたが、6回目で改善してきたかな?という感じでした。これは何度も言うように個人差があります。
クラリティⅡ
クラリティⅡ(ツイン)は、結論から言うとジェントルマックス系と同じ仲間です。
ヒゲに当てる考え方は、ほぼ同じです。どちらも
アレキ(浅め)とヤグ(深め)の2種類を使い、
部位に合わせて切り替えて照射するからです。
ほほと、鼻下・あごは難しさが違います。武器を持ち替えられるのが強みです。「じゃあ同じ?どっちでもいい?」ここが一番気になりますよね。
違いで分かりやすいのは冷却の方法です。ジェントルマックスプロは、直前に冷たいガスを一瞬シュッ。クラリティⅡは、冷風で冷やしながら照射。氷を当ててから打つか、冷やしながら打つか。そんなイメージです。
覚えなくても良いですが、一応
- 出力(レーザーの強さ、パワー)
- パルス幅(レーザーを当てている時間)
- 照射径(一度に当たるレーザーの広さ)
のスペックが、ジェントルマックスプロプラスと比較するとわずかに下回りますが、ヒゲ脱毛の結果が決定的に変わる話ではありません。
よくある誤解は、
「プロプラスが最強で、クラリティⅡは弱い」です。
でも、これは単純すぎます。
ジェントルマックスプロプラスは「強い一発を当てる」感覚。クラリティは「強さを安定して当てる」感覚。強さの“種類”が違うだけです**
さらに違いの一つが、日本で薬事承認を受けているかどうかです。
薬事承認とは、「日本の国(厚生労働省)が、安全性と使い道を確認したよ」と公式にOKを出した証明です。
ジェントルマックスプロは、この薬事承認を受けています。一方、クラリティⅡは日本では承認を受けていません。
ただし、これは「効果が弱い」「危険」という意味ではありません。
クラリティⅡは日本では未承認ですが、海外では国ごとのルールに合わせて審査を通り、病院やクリニックで使われています。この違いは、性能の差というより、日本での制度上の立場の違いです。薬事承認を受けていないことによるデメリットは安心感の差
- 承認あり国がOKを出している初心者でも心理的に安心しやすい
- 未承認国の公式OKはない不安を感じやすい人もいる
- 承認機器日本向けの公式説明書日本人向けの使用想定クリニックの説明テンプレが整っています。
- 未承認機器医師が個別に説明クリニックごとの説明差が出やすいです。説明が雑なクリニックだと不安が残りやすい
- 承認あり→ ルールが明確
- 未承認→ 医師の裁量がより大きい万が一トラブルが起きた場合、承認機器の方が「制度的に説明しやすい」という違いはあります。
ただし、実際にトラブルが起きる確率自体は低いです。イメージは
承認ありは学校指定の教科書を使っていて、みんなが同じ
未承認は参考書で内容は悪いものではないが、使い方はそれぞれ次第参考書がダメなわけではないです。
なのでクラリティは❌ 効果が落ちるわけではない❌ 痛みが増えるわけでもない❌ 違法な脱毛ではない
未承認でも、
- 海外で使われている
- 医師が責任を持つ
- 出力や設定は医療基準
というケースがほとんどです。日本での安心感という点では、
薬事承認を受けているジェントルジェントルマックスプロが有利になりやすいです。
承認されていて採用例も多く、「ヒゲ=ジェントルマックスプロ」というイメージも強いです。効果は正直なところ、大差はないですが、私もどちらを友人に進めるかと言われたらジェントルマックスプロになります。
スプレンダーX
スプレンダーXも
- アレキサンドライトレーザー(浅い毛が得意)
- ヤグレーザー(深い毛が得意)
の2つの波長を使っています。
ジェントルやクラリティⅡと同じです。また、同じだと思うかも知れませんが、ジェントルマックスプロやクラリティⅡは切り替えて使うのに対して、スプレンダーXは、この2つを同時に出します。
ジェントルマックスプロやクラリティⅡはここはアレキサンドライトレーザー、ここはヤグレーザー武器を持ち替えて戦うイメージ**
スプレンダーXはアレキサンドライトレーザー、ヤグレーザーを一緒に出す2つの武器を同時に振るイメージ
メリットやデメリットをあげるとすれば、
メリット深さがバラバラなヒゲをまとめて狙えるデメリット細かいチューニングは切り替え型に劣る
正直にどちらでもいい場合が多いです。スプレンダーXは日本では薬事承認を受けています。
② 痛みと効きのバランスを取るタイプ
メディオスター(NeXT PRO/モノリス)
メディオスター(NeXT PRO/モノリス)は、ヒゲの状態に合わせて調整しながら減らすのが得意な医療レーザーです。NeXT PRO:少し前の主力機モノリス:NeXT PROの改良版スマホでいうと「旧モデル」と「新モデル」みたいな感じです。
まず前提として、
ヒゲ脱毛は途中で状態が変わります。最初は太くて密集していますが、
回数を重ねると、まだらになり、最後は細い毛が残ります。メディオスター(NeXT PRO/モノリス)は、この変化に合わせて当て方を変えられる設計です。使われているのはダイオードレーザー。浅すぎず、深すぎない、顔全体に対応しやすいレーザーです。メディオスター(NeXT PRO/モノリス)は2つの照射方法を使い分けられます。
熱破壊式(HR)パチッとした痛みが出やすい強めのレーザーを1発ずつ当てる蓄熱式(SHR)じわじわ熱をためる弱めのレーザーを何度も当てる
ゲームでボス戦では高火力の技を使い、雑魚戦には弱い火力の技で抑えて戦うイメージです。メディオスター(NeXT PRO/モノリス)は調整を“前提に設計されています。出力を下げると、毛に効かなくなるじゃんと思うかも知れませんが、
当てる時間(パルス幅)や当て方を工夫して、“毛に入る熱の総量”を保つという考え方です。
脱毛で大事なのは、一瞬の強さではなく、毛に入った“熱の合計です。イメージで言うと
- 強い火を一瞬当てる
- 弱い火をじわっと長く当てる
👉最終的に温まる量が同じなら、結果も近づきやすい。出力(パワー)=火力パルス幅(時間)=焼く時間火力 × 時間 = 熱の量という関係です。
出力を下げる→ その分、当てる時間を長くするという設計が成立します。ただし、
- 鼻下・あごの超剛毛
- 皮膚の奥にある根深い毛
については出力を下げすぎると、いくら時間を延ばしても“芯まで届かない”ことがあります。もちろん、毛量や毛質には個人差が大きいので鼻下やあごでも大丈夫なこともあります。厳密ではなくて良いので、イメージだけ掴めたらオッケーです。**結局はひげの毛量、毛質、深さ等で変わるのですが、メディオスター(NeXT PRO/モノリス)も十分な選択肢になります。
ライトシェア DUET(デュエット)
ライトシェアは、ダイオードレーザーの王道として長く使われてきました。今も多くのクリニックで使われている医療脱毛機です。
ライトシェア DUET(デュエット)は主に2種類のハンドピースがあります。
HSハンドピースは、肌を吸引しながらレーザーを当てる方式で、毛根を照射面に近づけることで、必要以上に強い出力を使わずに済む設計です。ETハンドピースは、ジェルを塗り、冷却しながら照射する方式で、熱による刺激や肌トラブルを抑える工夫があります。
ただし、現在のひげ脱毛では、効率や痛み対策の面からHS(吸引機能)ハンドピースが使われることが多く、ET(冷却機能)は補助的に使われるか、使用されない場合もあります。吸引機能とは簡単に言うと、肌をキュッと吸い上げてから当てます。これで何が嬉しいかというと、毛の根っこが照射面に近づきます。だから、必要以上に強くしなくても熱を届けやすくなります。
ライトシェアは、吸引で毛に近づけられる分、出力を無理に上げすぎない運用になりやすいです。実際にライトシェアを使うと吸引されている感じはあまりありませんでした。ちなみに私の感じた痛みはチクチクとした感じでした。
ベクタス
使っているのはメディオスターとライトシェアと同じで、
ダイオードレーザーです。ベクタス最大の特徴はスキンテル(肌・毛の色を測るセンサー)が付いています。何をしているの?
- 肌の色
- 毛の黒さ(メラニン量)
を 事前にチェックします。
「この人はこれくらいの強さが安全そう」を 機械が教えてくれる仕組みです。脱毛で怖いのは👇
- 強すぎて火傷
- 弱すぎて効かない
ベクタスは、
勘や経験だけに頼らず数値を目安に設定できる
安全寄り・失敗しにくい設計です。ここで誤解しやすい点があります。
ベクタスは「弱い機械」ではありません。最大出力が極端に低いわけでもありません。違いは、
どこまで攻めるかの考え方です。
無理に強くしすぎない設計なので、
火傷や強い赤み、色素沈着のリスクを抑えやすい、と言われます。
たとえば、過去に脱毛で赤みが長引いた人。こういう人が、安全側で進めるための選択肢の一つです。
痛みで続かなくなる人の選択肢
ヒゲ脱毛を考えると、
「痛みは我慢するもの」麻酔があるから、大丈夫だよ。そう感じている人も多いと思います。そもそも今まで紹介してきた最新機種も痛みの軽減の設計がされています**。
ただし実際には、
そんな声は珍しくありません。
だから、痛みで心が折れやすい人の選択肢として、
ソプラノ系が出てきます。
もちろん、ヒゲ脱毛で痛みゼロは期待しないでください。ただ、「続けられる痛み」に近づける、という考え方です。
ソプラノチタニウム/ソプラノアイスプラチナム
ソプラノチタニウム/ソプラノアイスプラチナムは、
1種類ではなく、3種類のレーザーの波長を使う脱毛機です。
- アレキサンドライト 浅く届く光
- ダイオード ちょうどいい深さに届く光
- ヤグ かなり奥まで届く光
しかも特徴的なのは、この3つを切り替えるのではなく、同時に重ねて使うという点です。イメージは、
- 弓
- 剣
- 魔法
を全部いっぺんに使って、「どこに敵がいても当たるようにする」そんな感じです。
3つの波長を使っているからといって、効果が3倍、ヒゲが一気に消えるというわけではありません。
ソプラノチタニウムは、1回のパワーを強くするのではなく、当て漏れを減らす痛みを抑えながら続けるための設計です。
多くの高出力レーザーは、強い熱を一瞬でピンポイントに当てるのに対してソプラノチタニウムは、照射しながら、皮膚の表面をしっかり冷やして、弱めの熱を何度も動かしながら当てます。ソプラノチタニウムは、
- 浅い毛
- 中くらいの毛
- 深い毛
に向いたレーザーを、同時に少しずつ使います。
これにより👇
1か所だけに強い熱が集中しにくい
熱が分散され、痛みが出にくい設計になっています。
注意したいのは、痛みゼロではないことです。ひげ脱毛の痛みは個人差の部分が大きい。もちろん痛くなかったという人がいるとも思います。ちなみに、私はソプラノチタニウムを使ったことがありますが、普通にあごはチクチクとして痛かったです。
痛くないということは、効果が弱い?と思うかも知れませんが、ソプラノチタニウムは、一回あたりの出力を抑えつつ、何度も熱を重ねる設計です。合計(トータル)で見ると、毛に与える熱量は決して少なくありません。例えば、強火で一気に焼くのか、弱火で何度もひっくり返しながらじっくり焼くのかの違いみたいなイメージです。
火力(出力)が弱い=火が入らない、ではないというのがポイントです。でも…剛毛・深いヒゲは届かない可能性はある?正直に言うと YES です。これは「トータルの熱量」とは別の話です。理由は3つあります。① 熱は「深さ」に限界がある**
- ヤグレーザーのように一気に深くまで突き刺す熱
- ソプラノは分散しながら広く届く熱
②ひげは「熱を逃がしやすい」
- 太い
- 密集している
- 血流も多い
👉入れた熱が逃げやすい=瞬間的な高温が有利なケースがある。③減るまでに回数がかかりやすい剛毛な青ヒゲだと、
- 「反応してる気がしない」
- 「ジェントルマックスプロのほうが実感が早い」
と感じる人が出やすい。「トータルの熱量はあるが、剛毛・深いヒゲでは瞬間的な高出力が有利な場合がある」とはいえ、効かないというわけではありません。ひげ脱毛は通い続けることが大事ですので、痛みで心が折れやすい人の選択肢の一つとしてありだと思います。
まとめ
この他にも多くの最新機種がありますが、基本的な考え方の、複数のレーザを使ったり、痛み配慮の設計は同じです。