こんな人のための記事です。

脱毛機の違いについて詳しく説明されている記事はあまり多くありません。

そのため

という理由で選んでしまう人が多いです。

私はこれまで、・ジェントルマックスプロ・スプレンダーX・メディオスターシリーズなど多くの脱毛機で施術を受けてきました。

この記事では、

との違いについて、ヒゲ脱毛のしくみや機械の特徴という視点から初心者でもわかるように解説します。

機械の違いが分かることで、

という迷いがかなり減るはずです。

結論から言うと、

・スプレンダーX・ジェントルマックスプロプラスはどちらもヒゲ脱毛で十分な選択肢になる機種です。

どちらも国が

と認めた医療承認機器だからです。

つまり

というよりも、それぞれに特徴がある機械というのが実際のところです。

それでも迷うなら、どっちが優れているわけではないですが、

というのが、私なりの結論です。

どちらもヒゲ脱毛では十分な選択肢

ヒゲ脱毛機スプレンダーXとジェントルマックスプロプラスを比較して迷う男性のイラスト

と思うかもしれません。

ヒゲ脱毛をする上ではどちらも十分な選択肢になる機種です。

という答えが知りたい気持ちも分かります。

私もヒゲ脱毛を始める前はまったく同じことを思っていました。笑

ですが、正直に答えると

・どちらも効果が期待できる機種・最終的には個人差がある

というのが現実です。

例えば

と聞かれるのに近いかもしれません。

どちらも良いコンビニという前提があって、その上で

という好みが分かれる感じです。

脱毛機でも同じように、

といった意見を見ることがあります。

ですが実際には、

ジェントルマックスプロプラスを使っているクリニックや施術を受けた人

を説明しますし、

スプレンダーXを扱っているクリニックは を説明します。

本来は普通なら断言できないはずなんです

その上で、

この2つの機種にはどんな違いや特徴があるのかを知ってきましょう

波長

アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの波長の違いと光の届く深さを示した図

スプレンダーXとジェントルマックスプロプラスの波長はどちらも、

の2つを扱っています。

波長というのは、光の性質のことです。

脱毛は、毛を作る組織に光を当てて、その光の熱で少しずつ弱らせていきます

そのため大事なのは、

ということです。

脱毛でいう波長は、

に関わっています。

ここでいうメラニンへの反応しやすさが、メラニン吸収率です。

少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単にいうと、

黒いものにどれだけ反応しやすいかという意味です。

たとえば、アレキサンドライトレーザーは黒に反応しやすい性質があります。

一方で、ヤグレーザーは黒への反応はやや弱いですが、そのぶん光が奥まで届きやすいです。

つまり、

という違いがあります。

どちらが良いかということではなくてそれぞれ得意な特徴があるということです。

正しい場所に光を届けなければ、脱毛はできません

医療レーザー脱毛で波長によって毛根への到達深さが違うことを示したイメージ図

どれだけ強い攻撃でも、敵に当たらなかったら意味がないですよね。

だから波長は、脱毛でとても大事な要素の一つです

そして、2つの波長を扱えるのは良いことです。

なぜなら、波長が合わなかった場合に対応しやすいからです。

という考え方が基本になります。

ゲームでたとえるなら、

を使い分けるようなイメージです。

実際には、自分の毛が

などは自分では分かりにくいです。

私も最初は何となくヒゲだから濃いだろうとヤグレーザーを選んでいました。

だからこそ、波長の選択肢が2つあるのは良いことです。

・スプレンダーX・ジェントルマックスプロプラスどちらもヒゲ脱毛の十分な選択肢になります。

同時に照射する(連続して照射する)か切り替えて照射するか

スプレンダーXの同時照射とジェントルマックスプロプラスの切り替え照射の仕組み

波長はどちらも同じですが、この2つの機械には 照射の方法に少し違いがあります。

違いはシンプルで、2つのレーザーを

です。

スプレンダーX

スプレンダーXは

1ショットの中で連続して照射します。

製造会社であるルミナス社の独自の技術である BLEND X(ブレンドX) によって

のように2つの波長のエネルギー比率を調整することができます

ただし正確に言うと、

わけではなく、 しています。

日本の添付文書では

順番に連続して照射する(シーケンシャル照射)という表現が使われています。

シーケンシャル(Sequential)とは順番に連続して照射するという意味です。

ジェントルマックスプロプラス

一方でジェントルマックスプロプラスは単独照射です。

アレキサンドライトレーザーを使うときは

ヤグレーザーを使うときは

スプレンダーXは連続攻撃ジェントルマックスプロプラスは単独攻撃

のようなイメージです。

どっちの方が良いの

スプレンダーXとジェントルマックスプロプラスの違いで迷う男性のイメージ

と思うかもしれません。

私も調べてみましたが、現時点では

同時に照射の方が明確に優れているとする査読付き論文は、見つけられませんでした。**

ただし、

スプレンダーXのメーカーであるルミナス社の資料では、

同時照射の方が効果を感じられた

というデータが紹介されていました。

ただしこれは

査読付き論文ではないメーカー資料という点には注意が必要です。

詳しくは別記事で解説しています。

【スプレンダーX】ヒゲ脱毛に効果ない?機械の仕組みから解説

スポットサイズ

レーザー脱毛のスポットサイズの違いを説明した図

スポットサイズとは、レーザーが当たる広さ(面積)のことです。

脱毛をするときに、肌に光が当たる範囲の大きさです。

スポットサイズは調整できることが多く、複数のサイズが用意されています。

例えば

・顔 → 小さめのスポットサイズ・背中 → 大きめのスポットサイズ**

というように、部位によって使い分けることが多いです。

基本的な考え方としては、

と言われています。

これは、簡単に言うと、

小さい光は途中で広がりやすく大きい光はまっすぐ進みやすい**

からです。

スプレンダーXのスポットサイズ

スプレンダーXのスポットサイズは

スクエア(四角)で照射面積は

となっています。

7.29 cm²は500円玉より少しだけ大きいぐらいです。

またスプレンダーXはスクエア(四角)だけではなく、

ラウンド(円形)のレンズチップもあります。

私はスプレンダーXでヒゲ脱毛を受けたことがあります。

そのときに確認してみたところ、

14mmと18mmのスポットサイズ

が使われていました。

スプレンダーXの特徴として、製品情報では

と紹介されています。

ただし、実際の施術では部位によって使うスポットサイズは変わります。

例えば

では、大きいスポットサイズは使いにくいです。

そのため、ヒゲ脱毛で27mmが必ず使われるとは限りません

クリニックや施術部位によって使うサイズは変わることがあります

ジェントルマックスプロプラスのスポットサイズ

ジェントルマックスプロプラスのスポットサイズは円形です。

円形なので照射する面積はおおよそですが

となっています。

最大の面積の5.31cm²は500円玉ぐらいの大きさのイメージです。

レーザー脱毛のスポットサイズが500円玉くらいの大きさであることを示したイメージ

私はジェントルマックスプロプラスでもヒゲ脱毛を受けたことがあります。

そのときは

のスポットサイズが使われていました。

スポットサイズは大きい方が良い

基本的には、

と言われています。

理由は、

大きいスポットサイズの方がレーザーが深く届きやすいからです。

そのため、

という点が紹介されることがあります。

ただし、実際の施術では

では、大きいスポットサイズは使わないことがあります。

そのためヒゲ脱毛では、

最大スポットサイズだけを見て機械を判断する必要はありません。

一応最大サイズの面積を比較すると

スプレンダーX7.29 cm²ジェントルマックスプロプラス5.31cm²

です。

スプレンダーXの方が大きくなります

出力

ヒゲ脱毛レーザーの出力の強さによる毛根への熱ダメージの違いを示した図

出力も重要な要素の一つです。

出力とは、レーザーの強さ(熱量)のことです。

脱毛では、毛を作る組織を弱らせるために十分な熱量が必要になります。

ゲームでも、敵を倒すのに十分な攻撃力がないと倒せないですよね。

それと同じように、脱毛でも毛を弱らせるだけの熱量が必要になります。

最大エネルギー

スプレンダーXの最大エネルギーは

となっています。

ジェントルマックスプロプラスの最大エネルギーは

となっています。

と思うかも知れませんが、

などのことは覚えておく必要があります。

その上で扱える最大のエネルギーについてはジェントルマックスプロプラスのほうが高くなります。

フルエンス(J/cm²)

レーザー脱毛で面積あたりのエネルギー量(フルエンス)の違いを示したイメージ図

脱毛ではフルエンス(J/cm²)という単位が使われます。

これは

のことです。

簡単にいうと、

レーザー1発のエネルギー(J)ではなく、

どれくらいの強さのエネルギーがどれくらいの範囲に当たるか

という指標になります。

ただし、

というわけではありません。

脱毛では

からです。

実際には

自分の毛がどのくらいの出力(フルエンス)が必要なのかは分かりません

そう思う人もいると思います。

結論から言うと、

正しい機種を使っていれば、出力(フルエンス)は十分です。

はどちらも 医療承認機器です。

どちらも脱毛するときの十分な選択肢になります

医療承認機器とは、

国が「正しく使えば安全で効果が期待できる」と認めた医療機器**

のことです。

日本ではPMDAという公的機関が医療機器の審査をしています。

医療承認機器には

というものがPMDAの資料に記載されています。

これは簡単に言うと

治療を行うときの安全で効果的な設定の目安のことです。

例えば

・肌のタイプ・レーザーの出力・パルス幅

などがあらかじめ設定されています。

つまり、

正しく設定して使えば、安全で効果が出る可能性高くなるように設計されている

ということです。

なので、2つの機種についてフルエンスの目安があるということ。

スプレンダーXの連続照射の推奨治療パラメーター

Skin type III

スポットAlex (J/cm²)YAG (J/cm²)Total
10×103–107–1310–23
14×143–107–1310–23
18×183–107–1310–23
20×203–107–1310–23
24×243–97–1310–22
27×273–7.57–10.510–18

Skin type IV

スポットAlex (J/cm²)YAG (J/cm²)Total
10×1057–1512–20
14×143–57–1510–20
18×182–57–159–20
20×202–57–159–20
24×242–57–139–18
27×272–57–10.59–15.5

※本記事の表は、PMDA(医薬品医療機器総合機構)に公開されている医療機器承認資料「SPLENDOR X レーザシステム 添付文書」に記載された推奨治療パラメーターを参考に、読者が理解しやすいよう整理して作成しています。

出典:PMDA 医療機器承認資料SPLENDOR X レーザシステム 添付文書承認番号:30400BZX00021000

ジェントルマックスプロプラスアレキサンドライトレーザーの推奨治療パラメーター**

スポット(mm)Skin III (J/cm²)Skin IV (J/cm²)
826–30 / 35–4022–27 / 28–30
1016–23 / 24–3016–21 / 22–26
1218–22 / 24–3016–18 / 20
1516–20 / 22–2610–12 / 14–16 / 18–20
1810–12 / 14–168–9 / 10–12 / 14–16
208–10 / 11–137–8 / 9–11 / 12–13
227–9 / 10–115–6 / 7–9 / 10–11
246–7 / 8–94–5 / 6–7 / 8–9

ジェントルマックスプロプラスヤグレーザーの推奨治療パラメーター**

スポット(mm)Skin III (J/cm²)Skin IV (J/cm²)
880–9060–70
1050–7040–50
1240–6020–46
1530–4020–30
1824–3014–20
2019–2411–16
2216–209–13
2414–168–11

※本記事の表は、PMDA(医薬品医療機器総合機構)が公開している医療機器承認資料「GentleMax Pro Plus 添付文書」に記載された推奨治療パラメーターを参考に、内容をそのまま転載するのではなく、読者が理解しやすい形に整理して作成しています。

出典:PMDA 医療機器承認資料GentleMax Pro Plus 添付文書承認番号:30200BZX00304000

こんな感じで、しっかりとした目安があります。

実際には医師が調整するので、

というわけではありません。

何度も言いますが、

ことは覚えておいて欲しいです。

冷却能力

レーザー脱毛で冷却スプレーが表皮を守りながら毛根にレーザーが届く仕組み

冷却能力は

痛みを軽減したり、肌を守るために必要な要素です。

そして脱毛効果にも関わる大事なポイントでもあります。

本当は、毛の部分にだけ光の熱を届けることが理想です。

しかし実際には毛の上には皮膚があります。

そのため、肌を守りながらレーザーを当てる必要があります。**

ここで重要になるのが冷却です。

冷却があることで

・肌を守りながら・出力を下げすぎずに・安全にレーザーを当てる

ことができます。

スプレンダーXの冷却

スプレンダーXには

① Cryo6(冷風)② コンタクトクーリング(冷たいガラス)

という2つの冷却があります。

Cryo6はとても冷たい風を肌に当てる装置です。

約−30℃くらいの冷たい空気を作り、それを高速の風で肌に当てます

イメージとしては

のような感じです。

家庭用の冷凍庫はだいたい −18℃くらいなので、

それよりもさらに冷たい空気になります。

コンタクトクーリングは

冷たいガラスを肌に直接当てて冷やす方法です。

照射するハンドピースの先端についていて、

レーザーを当てる前から肌に冷たい部分が触れています

① Cryo6(冷たい風)② コンタクトクーリング(冷たいガラス)

この 2つの冷却を組み合わせて肌を冷やしながらレーザーを当てます。

私がスプレンダーXでヒゲ脱毛を受けたときは、冷たい風と冷たいガラスによって結構冷たい状態が続くなーという感じでした。

照射のときはもちろん熱さがありますが、

それ以外の時間は冷たいと感じる時間が長い印象でした。

痛みについては、私は全然耐えられるレベルでした。

もちろん痛みは個人差があるので、参考程度にしてください。

ジェントルマックスプロプラスの冷却

ジェントルマックスプロプラスの冷却は

という仕組みです。

これは冷たいガスを「シュッ」と吹き付ける冷却方法です。

レーザーの流れは

① 冷却ガス(シュッ)② レーザー照射

という順番です。

レーザーを当てるほんの一瞬前に冷却ガスが出ます。

私は最初、この音に少しびっくりしました。本当に一瞬だけ冷たくてヒヤッとする感じがあります。

DCDの冷却ガスは−25℃〜−26℃くらいです。

家庭用冷凍庫(約−18℃)よりさらに冷たいです。

イメージとしては

に近い感じです。

ジェントルシリーズでは冷風装置を追加で使うこともあります

つまり

DCD+冷風

という形で冷却を強くすることもあります。

DCDはガスカートリッジを使います。

つまり使うほどコストがかかります

そのため、クリニックによっては

・冷風併用・冷風のみ

という施術を提案されることもあるようです。

ただし基本の冷却はDCDです。

私がヒゲ脱毛を受けたときは、

奥の毛に当たるときに注射をチクッと刺されたような痛み

が一瞬くる感じでした。

耐えられる痛みではありました

私の体感では

スプレンダーX→ 少し痛みが少ないかも?

という印象でした。

ただ

ジェントルマックスプロプラスは冷却ガスもあって痛みが一瞬で終わったので、私はジェントルの方が楽に感じる部分もありました。

これはかなり個人差が大きい部分です。

参考程度に考えてください。

というのが私の感想です。

冷却のおかげで

という印象です。

パルス幅

レーザー脱毛の短いパルスと長いパルスの違いを示したイメージ図

パルス幅とはレーザーを当てる時間の長さのことです。

単位はms(ミリ秒)です。

ミリ秒は

1ms = 0.001秒

つまりほんの一瞬の時間です

まばたきよりもずっと短い時間になります。

パルス幅の調整範囲

スプレンダーX

ジェントルマックスプロプラス

の範囲で調整できます。

基本的な考え方としては

細い毛 → 短いパルス幅太い毛 → 長いパルス幅**

になります。

これは

毛が冷めるスピードが違うからです。

細い毛は熱がすぐ冷めます。

太い毛は熱が冷めにくいです。

そのため

毛の太さに合わせてパルス幅を調整します。

ジェントルマックスプロプラスは

というとても短いパルス幅まで設定できます。

そのため

と言われることがあります。

パルス幅についてもPMDAの資料に

が記載されています。

これは簡単に言うと

安全で効果的な設定の目安です。
スプレンダーXでは

どの肌タイプでも

となっています。

スプレンダーXは2つのレーザーを連続で照射するため

トータルでは

になります。

ジェントルマックスプロプラスでも

となっています。

つまり

推奨治療パラメーターはほぼ同じ

になります。

もちろん実際の施術では

・毛の太さ・肌の状態・部位

によって調整されることがあります。

そのため

というわけではありません。

ジェントルマックスプロプラスはより短いパルス幅が設定できます

そのため細い毛への対応力は高いと言えます

ただし

ヒゲ脱毛の場合は

というケースが多いです。

そのため

ヒゲ脱毛においては
どちらの機種でも十分なパルス幅の設定範囲

と言えます。

まとめ

ヒゲ脱毛の機械性能のポイントを理解したまとめのイメージ図

はどちらもヒゲ脱毛で十分に選択肢になる機種です。

どちらの機種も、国が

と認めた医療承認機器だからです。

その上で、それぞれに特徴が少しずつ違うというイメージです。

・波長はどちらもアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを使える・冷却の仕組みが違う・スポットサイズや最大エネルギーに違いがある・パルス幅

などです。

迷うかもしれませんが、正しいヒゲ脱毛の選び方としては、

・医療承認機器を選ぶ・複数の方式や波長があるクリニックを選ぶ**

この2つが基本的な考え方です。

その上で、

最後に値段や通いやすさも考えて選んでいくのが現実的です。